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写真よさようなら
評価:
森山 大道
講談社
¥ 3,000
(2012-09-14)
コメント:1972年発表の代表作を、ペーパーバックで復刊
Amazonランキング: 178233位

講談社からペーパーバックサイズで続々森山が復刊されています。
「光と影」など賛否両論ありましたが、比較的安価に過去の名作写真集に触れられるのは喜ばしいことです。
また、こういったスタイルで写真を見せることが、森山大道にはよく似合うような気がします。
そのシリーズに「狩人」「にっぽん劇場写真帖」と来て、いよいよ「写真よさようなら(=Bye Bye Photography)」が登場します。

まさに写真家として最初の絶頂期にあった森山がなぜこのような題名の写真集を発表したのか?
(事実この後森山はかなり長期にわたってスランプに陥るわけですが)
それは見れば理解できると思います。
紛れもない、傑作。
(ただ、森山ははじめてという方には「On The Road」や「狩人」をお薦めします)

ところで。
「写真」と「Photography」はまったく意味合いが違う言葉です。
「Photography」は「光で描く」というような意味で、それに比べると「写真」というのはあまりにも限定的な意味しかありません。
こういった訳語を与えられたことは日本の写真文化にとって不幸なことだったのではないでしょうか?
この写真集にはそんな思いも込められているような、そんな気がします。
だから元題の方が良かったですが、この写真集が大手出版社から手に入れやすいサイズと価格で出ることを、良しとしましょう。

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今年の写真集ベスト5
というタイトルで長文を書いたのですが、ミスにより今全部消えてしまいました(ToT)
まあ後厄最後の厄払いってことで。

ベスト5だけあげておきます。
(順不同)
・On This Earth, A Shadow Falls / Nick Brandt・写真(洋書)
・モノクローム / 森山大道・写真(月曜社)
・深読み!日本写真の超名作100 / 飯沢耕太郎・著(パイ・インターナショナル)
・ストリート・ライフ / 東京都写真美術館企画展図録(美術出版社)
・光と影の芸術  / 東京都写真美術館企画展図録(平凡社)

あえて一冊だけ人にすすめるなら「光と影の芸術」。
写真が良いのはもちろん、写真とは本質的に加工品なのだということを理解できます。
そして何よりも、写真とは自由なものだということを伝えてくれるからです。
IMA
あるとき気付いたことですが、「趣味はカメラ」という人は多いのですが「趣味は写真」という人は意外なほど少ないようです。
これは、撮ることを楽しもうという指向が強く、写真を見ることや造り込むことはその次、という昨今の一般的な傾向とも一致しているようです。
そう考えると、クロスプロセスや多重露出には抵抗がないけどラボによる色調補正やネガ合成には抵抗がある、という風潮とも一致しているのだな。
でも私は(趣味としての)写真はそれだけのものではないと思っています。

というわけで、書店に行ってみるとたくさんのカメラ雑誌があるのですが、写真雑誌というものはほとんどありません。
というよりも、ジャーナリスティックでない(つまり芸術指向←写真を語るのに芸術という言葉をあまり使いたくないのですが・・・)国内発行のものでは唯一といえる存在が、第3号まで発行されたこの季刊IMAだと思います。
写真以外のものを含めても、私が今のところ唯一定期購読している雑誌です。

私は写真を見るのが好きで、それも手許に置いて、見たいときに、まとまった数を見られるのが良いので、どちらかと言えば写真展よりも写真集指向です。
しかし写真集というものは印刷や紙質が良く、サイズも大きいものほど価格が跳ね上がるものです。
また、高額ゆえに好きな写真家のものを、厳選して購入せざるを得ない部分があります。
しかも写真集を揃えている書店は少ない上に、中身まで確認できないこともままあります。
つまり知らない写真家、見たことのない写真に出会うチャンスは少ない。

この雑誌はそういった部分を十二分に補ってくれる存在です。
確かに今はインターネットで大量の良質な写真を見ることができますが、残念ながらそのほとんどはほぼフィルターを通さずに私たちの目に届きます。
あらかじめプロの編集者や評論家のフィルターを通ったもの、それもバラエティに富んだものに苦もなく出会える、これはとても幸福なことだと思います。
それに「撮る」ことが最大の欲求だとしても、学ぶことなくしてはより良いものは撮れないのは明白ですから、そういう意味でも大きな意味があると思えます。

あと、この雑誌は「紙」に対するこだわりがすごい。
その写真に最適な印刷と紙を選んでいるのがよくわかります。

そしてあたりまえだけど日本語だし。
とにかく充実しています。
写真のフクシュウ 森山大道の言葉
好きな写真、好きな写真家はいくらでもあります。
そんな中で森山大道が一番好きなのは、勿論何よりも写真がいいからですが、その考え方にも共感するから。
いや、共感すると言うより、こと写真に関しては私の考え方を代弁してくれているような気さえするからです。

代弁、というのは不適切かも知れません。
心の中に漠然とあった思いを、高僧が言葉として語ってくれたような感じ、と言えば良いでしょうか。



この本に載っていないものも含め、いくつか「森山の言葉」を書いてみましょう。

「写真は所詮コピー」

「家一軒撮るのにフィルム10本撮れ」

「人に写真を見せるよりも、その時間にも撮るべきだ」

「テーマやコンセプトを決めこんで撮影したところでしようがない」

「本物の絵葉書の写真のようにはなかなかならない、それくらい絵葉書の写真ってのは良い。撮影した写真師の技術が本当に高いんだ」

「これまでもカメラなんてトイカメラでもポラロイドでも、写ればなんでもいい、と散々言ってきたんだけどね。それがデジタルに変わったからってさ、いまさら何言ってんの、って思うけどね」

「もう僕はデジタルでやった方がいいと思ってる。状況が変わればやり方を変えるのは当たり前のこと」

「鼻の穴膨らませてオリジナリティだアートだって言っているのを聞くと、何言ってるんだか、と思うよ」


写真を撮る人、とくに若い人には、森山大道の言葉に触れて欲しいと思います。
EYEMAZING アイメージング<完全日本語版>
 
本屋で立ち読み、ならぬ座り読みしてきました。
なんせ重いです。
内容も実に刺激的。
まさに写真中毒者のための本。
看板に偽りなし。

うーん、欲しいなー。
でも値段もすごいなー。
でもこれで12000円って安いです。

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